日本労働評議会 高知県本部

(株)アノワ(東京・中央区)に対する闘争を宣言「再要求書の内容を受け入れよ!!」

労評東京都本部で取り組んでいる(株)アノワの問題について報告します。

問題は一方的な賃金引下げ

労評東京都本部は、組合員であるОさんへの会社からの一方的賃金引下げ(前年同期比月平均50パーセント近くもの)に対し、資本側に、引き下げ前の賃金に戻し、未払となっている賃金の差額を支払うよう、2020年10月6日、㈱アノワに通知書、団交申入書、要求書を提出し、闘争を開始しました。

しかし、資本側はОさんの賃金を引下げ以前の賃金に戻すこと、(以前の賃金との差額)未払い賃金を支払うことを拒否し、11月4日に開催した団交でもまともな説明をしようとしません。その後、労評と資本の間で数度にわたる文書でのやり取りを行ってきましたが、資本は「貴組合に誠実に対応している」「真摯に対応している」などと主張するのですが、言を左右するのみです。

さらに、12月7日に至り、労評に対する不当労働行為を行ってきました。

われわれは、労働者や労働組合の権利をないがしろにする会社の行為を絶対に許すわけにはいきません。

 

不当労働行為は許さない!労評は「再要求書」を提出

㈱アノワは中央区に本社をおく、アパレル関係の店舗ディスプレイ等の内装業の中小企業で、ゼビオ(スポーツ用品の大手、主要な取引先)、AOKIなどの店舗ディスプレイや什器の作成、販売を行っている会社です。
労評は㈱アノワが中小企業であり、労評からの通知書、団交申入書、要求書等について、すぐには十分に理解できないであろうことを配慮し、丁寧な対応を心掛けてきました。

しかし、資本はそれ(丁寧な対応)を労評の弱さと勘違いし、適当にあしらうような不誠実な対応を行ってきました。

11月24日付「再要求書」(下記ビラ内に掲載)をもって、今後、労評は会社の誤った認識を正すべく、断固とした姿勢で臨むことを宣言しました。

会社の対応次第で、再要求書の①~③の内容を粛々と実施していく予定です。

まず、2020年12月16日を期して、この間のいきさつ、資本側の対応を掲載した「㈱アノワで働く仲間のみなさんへ」Ⅰ~Ⅲをブログにも掲載します。

 

㈱アノワで働く仲間のみなさんへⅠ

㈱アノワで働く仲間のみなさんへⅡ

㈱アノワで働く仲間のみなさんへⅢ