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現在、労評で取り組んでいる交通運輸労組のトールエクスプレスジャパン労組の活動について報告します。
交通運輸労働者は日本全国にいます。トールエクスプレスジャパンの闘いに学び、団結の輪を広げていきたいと思います。
冬季一時金闘争報告 -会社はさらなる努力を!-
まずトールにおいて、この闘いを、労評トール労組と共に進めていくことを呼びかけます。
未払残業代請求裁判報告 -証人尋問が行われる-
去る10月15日、裁判の最大の山場である証人尋問が大阪地裁で行われました。
原告である労評トール広島分会の組合員2名、被告会社側から1名の証人尋問がありました。
その後、この間の双方の主張をまとめた最終準備書面と呼ばれている書面を提出し、判決は3月です。
今後、判決に向けて、裁判で会社が主張してきたことが、トールの実態とかけ離れた主張であるかを、連続して報告していきたいと思います。
例えば、
【会社の主張】
・集配労働者の努力や工夫で賃金対象額を増加させることができる。
・したがって、残業せず、あるいは少ない残業で多くの賃金対象額を稼ぐように努力や工夫をすれば、多大な能率手当を得ることができる。
・能率手当が、少ないのは、努力や工夫が足りないからだ、またチンタラ仕事をしているからだというような主張をしています。
【原告の主張】
・配達先や集荷先は、会社が決めるのであって、また配達量も集荷量も顧客先の事情によって決まるのであって、集配員の努力や工夫で増加さすことはできないと主張しています。
・また集荷する限り、残業にならざるを得ないと主張しています。
配達時間帯に追われ、集荷時間帯に追われ、まともに昼休憩さえも取ることができない仕事量を与えられて働いている集配員にとって、会社の主張がいかにデタラメであるかは分かると思います。
現行の賃金規定、「能率手当=賃金対象額-時間外手当A」は、絶対に変えさせるようにしていかなければなりません。
今後連続して、裁判での被告会社の主張を暴いていきます!